特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集
一般検査
糞便検査
便潜血反応
斎藤 博
1
,
町井 涼子
1
1国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部
pp.30-32
発行日 2010年10月30日
Published Date 2010/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104682
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便潜血検査には,ヘモグロビン(Hb)のペル・オキシダーゼ様(POD)作用を利用した化学法(グアヤック法など)と,抗ヒトHb抗体との抗原抗体反応を利用した免疫法(ラテックス凝集反応など)の2種類がある.化学法は肉類や黄緑色野菜,POD活性を含む一部の薬剤の摂取による偽陽性が問題視されており,現在,わが国ではこれらの影響がない免疫法が主に用いられている.そこで本稿では免疫法を主体に述べる.
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