今月の主題 高血圧診療―わかっていること・わからないこと
診療に役立つ病態生理の基本を理解しよう
動脈硬化と血管内皮,炎症,酸化ストレス
井上 晃男
1
1獨協医科大学心臓・血管内科
pp.1210-1212
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104528
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ポイント
★動脈硬化の進展機序には血管内皮機能障害,炎症,酸化ストレスが密接に関与している.
★血管内皮は動脈硬化に対してバリアの役目をもつ.
★動脈硬化の進展機序における炎症の場では,接着分子が重要な役割をもつ.
★酸化ストレスの亢進が血管障害を引き起こし,動脈硬化を促進する.
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