今月の主題 抗菌薬の使い方を究める
鼎談
抗菌薬はなぜ難しく感じるか
大曲 貴夫
1
,
木村 舞
2
,
九鬼 隆家
3,4
1静岡県立静岡がんセンター感染症科
2静岡赤十字病院
3相模原協同病院腎臓内科
4血液浄化センター
pp.694-705
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104416
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近年,若手医師を中心に一般内科医の感染症への関心は高まりを見せている.しかしその一方で,初期研修医がまず難しいと感じるのも感染症,特に抗菌薬の選択であるという.
また,抗菌薬と菌の系統的知識が身についても,実際の臨床現場では,限られた時間の中で「抗菌薬開始をどこまで待てるか」や,個々の患者にどうガイドラインを適応するかといった判断」が求められるなど,感染症診療ならではの難しさも多い.
本座談会では,初期研修医,後期研修医それぞれの立場から,日々の診療における感染症診療上の悩みをお話しいただいた.
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