今月の主題 脳卒中の征圧をめざして
明日の脳卒中:7つの課題と展望
脳保護療法と新しい内科治療
卜部 貴夫
1
1順天堂大学脳神経内科
pp.1856-1859
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104142
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ポイント
●エダラボンは発症後24時間以内の脳梗塞すべての病型に対し脳保護薬として投与される.
●エダラボンは発症後早期に投与開始し,極力短期間の使用に留める.
●低脳温療法のランダム化比較対象試験はなく,効果についての十分な科学的根拠がない.
●骨髄幹細胞を用いた細胞治療は,脳梗塞の新たな内科治療となる可能性がある.
●現存する薬剤には多面的作用としての脳保護効果を有するものがある.
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