連載 The M&M reports 見逃し症例に学ぶ内科ERの鉄則・2
78歳男性 主訴 肺炎疑い
長谷川 耕平
1,2
,
岩田 充永
3
1ハーバード救急部 マサチューセッツジェネラル病院
2ブリガム&ウィメンズ病院
3名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.1711-1715
発行日 2009年10月10日
Published Date 2009/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104108
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救急レジデントH:
78歳の男性が肺炎疑いでクリニックより当院救急外来に紹介受診となりました.2週間に及ぶ乾性咳嗽,咽頭痛,労作時呼吸困難感のためにかかりつけクリニックを受診したようです.37℃の微熱と,咳のしすぎで喉も痛いとのことです.胸痛,起座呼吸,発作性夜間呼吸困難,下腿浮腫は否定しました.
既往歴には,脳梗塞,発作性心房細動,高血圧があります.薬はサイアザイド,アムロジピン,ワーファリンをちゃんと服用しているとのことです.
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