連載 研修おたく海を渡る・43
新米指導医の生活―回診のコツ
白井 敬祐
pp.1194
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103991
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アメリカの大学病院では,入院患者の回診は外来主治医が行うのではなく,病棟当番を決めて持ち回りで担当することが多いです.今回は僕のいる血液腫瘍内科の回診スタイルを紹介します.たとえば,僕は2週間を一つのブロックとして,1年間で2週間×6回で3カ月間,病棟当番が当たっています.もっとも僕はClinical Facutlyの中でも下っ端なので,これは多い方です.Professorだったり,研究メインの人だと,年に2週間×2で1カ月だったりします.ともかくこの2週間は,毎日病棟回診をするのです.
腫瘍内科の回診は,指導医,フェロー,レジデント,インターン,医学生,さらに抗がん剤を使うので薬剤師,薬学部の学生まで含めた大所帯でまわります.キャスターつきのコンピュータまでもお供に従えます.このコンピュータがまだ出ていなかった検査結果や,画像を見るには欠かせません.
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