今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
座談会
肺血栓塞栓症診療における一般内科医と専門医の連携
山田 典一
1
,
佐久間 聖仁
2
,
箕輪 良行
3
,
松村 真司
4
1三重大学大学院循環器内科学
2女川町立病院内科
3聖マリアンナ医科大学病院救命救急センター
4松村医院
pp.816-826
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103913
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肺血栓塞栓症の診療において,一般内科医に期待される役割は,基礎疾患からの発症予防,再発予防のマネジメントに加え,いかに本疾患を早期から疑って,迅速に確定診断にたどりつけるかであろう.とはいえ,肺血栓塞栓症は,特異的な症状や検査値などのレッドフラッグサインに乏しく,診断は難しい.そこで本座談会では,どのような症状で肺血栓塞栓症を疑うか,疑った時点で何を念頭に置いて対応したらよいか,いつ専門医に紹介すべきかを中心に,専門医,開業医,救急医のお立場から論じていただいた.
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