今月の主題 循環器薬の使い方 2009
病態に応じた薬物治療の基本
心房細動(発作性・持続性)
蜂谷 仁
1
1東京医科歯科大学医学部循環器内科
pp.116-120
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103748
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ポイント
●心房細動の治療方針は,リズムコントロール(洞調律維持)とレートコントロール(心拍数調節)の2つに大別される.
●AFFIRMなどの大規模臨床試験では,リズムコントロールとレートコントロールにQOLや塞栓症発症率,死亡率などに有意差はなかった.
●洞調律であることとリズムコントロールはイコールではない.重要なことはリズムコントロールに際し,患者側のAfの多様性と抗不整脈薬の有効性/副作用を十分把握することである.
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