今月の主題 一般内科医が診る循環器疾患―3大病態を把握する
不整脈のマネジメント
【心房細動をどう手なずけるか】
数時間前からの発作性心房細動
熊谷 浩一郎
1
1福岡大学医学部循環器内科
pp.673-675
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103308
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ポイント
●AF(心房細動)の心拍数が毎分100以上の場合,まずレートコントロールを行う.
●AFの心拍数が毎分99以下の場合,抗不整脈薬による薬理学的除細動を試みる.
●AFの停止に,ピルジカイニドの単回経口投与(pill-in-the-pocket)も有用である.
●抗不整脈薬の副作用として,1:1心房粗動,洞停止,torsade de pointesがある.
●有症候性で薬剤抵抗性の発作性AFはアブレーションの良い適応である.
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