増大号 超音波検査のパニック所見—いま知りたい、チェックポイントと緊急性
5章 心エコー領域:準緊急所見
心不全の新規発症,急性増悪
坂本 考弘
1,2
1島根大学医学部附属病院循環器内科
2出雲市立総合医療センター内科
キーワード:
心エコー
,
心不全
,
うっ血
Keyword:
心エコー
,
心不全
,
うっ血
pp.392-397
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700040392
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はじめに—心不全診療における心エコー図検査の役割
心エコーは心不全診療における最も基本的かつ重要な画像診断であると「2025年改訂版 心不全診療ガイドライン」1)に記載されている.心不全患者を診る際は,心不全増悪を来しうる原因疾患の診断や,その重症度,またうっ血がどの程度あり治療をどのように行うのかを判断するための血行動態評価を行う必要がある.心エコー図ではそのどちらの判断も非侵襲的にリアルタイムで施行することができる.
本稿では『超音波検査の「パニック所見:緊急に対応すべき異常所見」:総論』2)(血行動態評価の所見が主に記載されている)に基づいて,心不全の新規発症,急性増悪を疑う準緊急所見について解説する.

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