今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか
トピックス
分化誘導療法
竹下 明裕
1
1浜松医科大学医学部臨床検査医学講座
pp.2236-2238
発行日 2008年12月10日
Published Date 2008/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103651
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ポイント
●all-trans retinoic acid(ATRA)は急性前骨髄球性白血病(APL)の約90%に完全寛解(CR)と約60%に6年無病生存率をもたらした.
●治療前のAPL細胞数により,併用する化学療法の期間と量を設定する層別化治療が行われる.
●Am80は分化誘導能が強く化学的にも安定しており,再発APLにおいて約60%の寛解が得られる.
●亜砒酸の有効性も高く,再発APLでも60~80%の寛解が報告されている.
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