連載 研修おたく海を渡る・35
自分ひとりの外来?
白井 敬祐
pp.2083
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103614
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フェローシップを修了して数カ月が経ちました.指導医のいない自分ひとりでの外来は,ずいぶんひさしぶりです.「自分ひとり?」そんなことはありません.外来での小さな,でも強力なチームについて,紹介させてください.僕の科では,医師と看護師がマンツーマンで外来チームをつくります.僕は,月,水,金と週3回外来を担当するのですが,3回とも同じ看護師さんがついてくれます.
僕の相棒は,ボビーという看護師さんです.ご主人は精神科医で,中西部のミシガン州から最近引っ越してきました.循環器内科での経験が長いが,がん外来は初めてだというそんな彼女と新米同士なんとかやっています.看護師歴は長く,僕なんかよりずっと臨床経験も人生経験も豊富なのですが,ボビーは今でも勉強熱心です.
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