今月の主題 浮腫をどう診るか
さまざまな臨床各分野における浮腫
皮膚疾患からくる浮腫と浮腫に伴う皮膚病変をどう診るか
石黒 直子
1
1東京女子医科大学皮膚科
pp.2028-2031
発行日 2008年11月10日
Published Date 2008/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103600
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ポイント
●浮腫は,限局性もしくは片側性にみられる局所性浮腫と,全身性にみられる全身性浮腫に分類される.
●皮膚科に関連する全身性浮腫は,疾患の重症度を反映することが比較的多い.
●Churg-Strauss症候群では浮腫が初発症状の1つであり,重要である.
●局所性浮腫にはリンパ性,静脈性,血管性,炎症性などがある.
●acute edema/cutaneous distention syndromeは急激な浮腫に伴う線状や水疱形成を呈する特異な皮膚病変で,治療には浮腫の改善が重要である.
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