今月の主題 内科の基本 肺炎をきわめる
市中肺炎
肺炎の重症度―Q1.どのような患者が軽症で,外来で加療できるのか? Q2.どのような患者が重症で,ICUで加療するべきなのか?
佐藤 暁幸
1
1亀田総合病院総合診療・感染症科
pp.1798-1802
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103549
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ポイント
●重症度スコアの代表的なものとして,肺炎重症度指数(Pneumonia Severity Index:PSI),CURB-65,CRB-65がある.
●市中肺炎患者で入院を決める際に,重症度スコアを参考にはするが,それ以外の要素も検討する必要がある.
●ICU入室を考えるうえで米国感染症学会(Infectious Diseases Society of America:IDSA)/米国胸部学会(American Thoracic Society:ATS)の2007年市中肺炎ガイドラインの重症市中肺炎の診断基準が参考になる.
●肺炎診療でクリティカルパス(critical pathway)の導入がコスト削減に有用かもしれない.
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