今月の主題 主治医として診る後期高齢者
後期高齢者によくみられる症状とプロブレム
嚥下障害―胃瘻を考慮するまえに
片桐 伯真
1
,
藤島 一郎
1
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
pp.1235-1240
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103429
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ポイント
●高齢者の誤嚥性肺炎は繰り返される可能性があり,予防には適切な嚥下評価が必要である.
●嚥下障害の評価で,嚥下造影や嚥下内視鏡検査は摂食条件を設定するうえでも有効である.
●経管栄養法を選択する場合は,それぞれの利点・欠点を考慮したうえで決定するべきである.
●胃瘻造設後も誤嚥性肺炎を起こす可能性があり,予防には適切な管理が求められる.
●胃瘻造設後も経口摂取の可能性と希望があれば,嚥下評価や訓練を行うべきである.
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