今月の主題 炎症性腸疾患と機能性腸疾患─病態の理解と求められる対応
腸疾患診療のために知っておきたい病態と疫学
機能性腸疾患の病態―過敏性腸症候群を中心に
白石 良介
1
,
黒木 司
1
,
藤本 一眞
1
1佐賀大学医学部内科
pp.781-783
発行日 2008年5月10日
Published Date 2008/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103342
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ポイント
●過敏性腸症候群は大腸疾患のなかで頻度の高い疾患であるが,病因病態の解明は十分されていない.
●病因病態として,消化管運動機能異常,内臓知覚過敏,脳腸相関の異常,先行する腸管感染症などが挙げられる.
●過敏性腸症候群の発症や症状の増悪にはストレスなどの心理異常が大きく関与している.
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