変革する心房細動診療とその実践up-to-date
心房細動患者の救急 心房細動発作への対応
新 博次
1
1日本医科大学多摩永山病院
キーワード:
Digoxin
,
WPW症候群
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
抗不整脈剤
,
心房細動
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Anti-Arrhythmia Agents
,
Atrial Fibrillation
,
Digoxin
,
Wolff-Parkinson-White Syndrome
pp.497-500
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008149311
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心房細動に遭遇した際の対応は、心血行動態、臨床症状、さらには患者背景といった情報から判断しなくてはならない。緊急性の有無の判断をしたら、次に抗凝固療法の必要性を判断し、的確に対応する。多くは緊急を要するものではないが、まれではあるが副伝導路を有する場合で高心拍な例では、対応を誤ると重大な状況に陥ることがある。洞調律回復のための薬理学的除細動、pill-in-the-pocketを行ううえでの注意事項、レートコントロールの適応を理解し、個々の症例に適した治療戦略の選択が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008