今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症
防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療
診断
骨粗鬆症関連ガイドラインの概要
稲葉 雅章
1
,
西沢 良記
1
1大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学
pp.456-460
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103264
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ポイント
●骨粗鬆症の診断には骨密度測定が重要.脆弱性既存骨折の存在のみで直ちに診断できる.
●骨代謝マーカー高値は,骨量減少とは独立した骨折の危険因子である.
●骨折予防は骨折を起こしてからの治療ではなく,骨折を起こさないようにする予防が重要である.
●骨減少症であっても,過度のアルコール摂取,喫煙,大腿骨頸部骨折の家族歴がある場合には,早期から薬物療法を導入する.
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