Japanese
English
研究
骨粗鬆症と亜鉛の関連性
Association of zinc with osteoporosis
赤塚 貴紀
1
,
小谷野 直人
1
,
平井 明生
1,2
,
小杉 雅英
3
,
佐々木 伸
3
1総合病院厚生中央病院中央検査科
2総合病院厚生中央病院循環器内科
3総合病院厚生中央病院整形外科
キーワード:
骨粗鬆症
,
亜鉛
,
骨代謝
,
アルブミン
,
低栄養
Keyword:
骨粗鬆症
,
亜鉛
,
骨代謝
,
アルブミン
,
低栄養
pp.1529-1534
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201811
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Summary
高齢化社会において,骨粗鬆症患者はさらに増加すると考えられる.亜鉛欠乏は味覚障害や皮膚炎の原因となるが,最近の研究ではAlzheimer病やうつ病などの発症との関連性が指摘されている.亜鉛はいまだ研究途上であるため,われわれは骨粗鬆症と亜鉛をテーマとした.総合病院厚生中央病院(以下,当院)整形外科患者を対象とし,正常群,骨粗鬆症群で比較した結果,骨粗鬆症群のほうが亜鉛の値が有意差に低値であった.本研究では,亜鉛とアルブミン,骨型ALPなど他の項目との相関性も検証した.骨型ALPは骨粗鬆症の重要なマーカーであるが,男性の骨粗鬆症例での検討が先行研究にはほとんどなく,本研究では男女別の検討も行った.
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