今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症
防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療
診断
骨代謝マーカーの活用方法
茶木 修
1
1横浜市立大学大学院医学研究科生殖生育病態医学講座
pp.450-455
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103263
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ポイント
●骨代謝マーカーは測定時の骨代謝の状態を表すだけでなく,将来の骨量減少や骨折のリスクを予測できる.
●同一患者で繰り返し測定する場合には,できるだけ同じ時刻に測定することが望ましい.
●治療効果の判定には閉経後女性における日内変動の2倍の値,最小有意変化(minimum significant change:MSC)以上の低下をもって効果ありと判定する.
●健康保険上,骨代謝マーカーの測定は治療開始前に1回,治療効果判定は6カ月以内に1回しか認められていない.
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