連載 研修おたく海を渡る・21
緩和ケアチーム―Palliative Care Team
白井 敬祐
pp.1777
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102946
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ICUの患者は,時間単位で刻々と容態が変わります.数日の滞在でよくなる患者もいる一方,まったく回復の見込みがもてない状況に陥る患者もいます.担当医が家族に合わせて,患者の状況をタイミングよく説明するというのは,なかなか難しいことです.
「窓口をひとつにして,その人に他の家族には説明をしてもらいなさい」などともよく言われますが,時間的,空間的なすれ違いはどうしても起こります.そういうことが続くと,感情面でも家族とのすれ違いが起こってしまうことがあります.そんな気配があるときが,Palliative Care Teamの出番です.
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