今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
C型肝炎診療の実際
抗ウイルス療法の実際―PEG-IFN+リバビリン併用療法を中心に
朝比奈 靖浩
1
1武蔵野赤十字病院消化器科
pp.904-909
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102737
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ポイント
●IFNのペグ化により週1回の注射で血中濃度が維持されるようになった.
●PEG-IFNとリバビリンの併用48週の治療によりgenotype 1b型かつ高ウイルス量症例の約50%にウイルス学的著効(SVR)が得られる.
●わが国では,高齢者や女性におけるSVR率が低い.
●PEG-IFN+リバビリン併用療法では,治療開始後のHCV量のモニターが治療効果予測に有用である.
●血球系などの副作用に注意し,減量基準を遵守し安全な治療を心がけることが重要である.
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