今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方
気道感染と抗菌薬のえらび方
市中肺炎治療ガイドラインの特徴
中浜 力
1
1中浜医院/大阪大学微生物病研究所
pp.214-217
発行日 2003年2月10日
Published Date 2003/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102505
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
・日本呼吸器学会ガイドラインは,初診時における細菌性と非定型の鑑別を基本にしている.
・抗菌薬使用の手引きでは,患者状態から診断・治療を進めている.
・米国胸部疾患学会ガイドラインは,患者条件のみで治療を選択し,起炎菌検査は不要の姿勢をとっている.
・米国感染症学会ガイドラインは,起炎菌診断を重要視しており,患者区分はポイント制で評価している.
・それぞれのガイドラインの特徴を理解したうえで,市中肺炎の治療向上のため,多くの医師に利用されることが望まれる.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.