今月の主題 内科医と虚血性心疾患
虚血性心疾患の病態と治療
虚血性心疾患における心不全とその治療
塘 義明
1
,
後藤 葉一
1
,
野々木 宏
1
1国立循環器病センター心臓血管内科
pp.102-105
発行日 2003年1月10日
Published Date 2003/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102485
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ポイント
・心不全患者で虚血性心疾患を基礎とする場合は,拡張型心筋症と同様に,その生命予後は不良である.
・心筋虚血による急性心不全の発症や慢性心不全が急性増悪する機序には,その病態によりいくつかの特徴がある.
・虚血性心疾患における心不全治療は,冠血行再建が第一選択となる.
・血行再建・薬物治療以外に生活指導・疾病知識の啓蒙が重要であり,運動療法が奨励される.
・問診および検査で心不全悪化を見逃さず,迅速に対応することが必要である.
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