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未知な疾患との初めての出遇い
谷本 普一
1,2
1谷本内科クリニック
2前東京慈恵会医科大学内科
pp.345
発行日 2003年11月30日
Published Date 2003/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102456
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未知な疾患と初めて出遇ったときの新鮮な感動と未知のまま気づかずに過ぎた後の痛烈な反省は,今も私の心に深く刻まれている.北海道大学医学部卒業後10年を経て,虎の門病院呼吸器科医師として働いていた私が,1960年代に経験した未知の疾患との遭遇と経緯を語りたい.
その疾患は,びまん性汎細気管支炎(DPB),肺リンパ脈管筋腫症(LAM),閉塞性気管支細気管支炎(BBO)などである.本稿では後二者について述べる.
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