連載 スウェーデンからこんにちは・番外編
[ブラッケベリィ病院スタッフの日本訪問記]・1【新連載】
未知の国,日本への期待
本間 マサ子
1
1ブラッケベリィ病院
pp.58-61
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904181
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
みなさんお元気ですか.お久しぶりです.1991年4月から1年間『スウェーデンからこんにちは』を本誌で連載しましたが,実は連載中の1991年11月にブラッケベリィ病院のスタッフ10人が日本を訪問したのです.その印象記を番外編として2回にわたってお届けします.
私の働いているブラッケベリィ病院は,スウェーデンの首都ストックホルムから電車で25分ほどのブラッケベリィという町にある病床数400の長期療養病院です.この数年間,日本から大勢の視察者が訪れ,ここの医療従事者に「日本訪問の憧れ」の種まきをしてくれたのです.院内の日本への興味と期待は沸騰寸前でした.私はチャンス到来とばかり日本への視察旅行申請書を作成し,提出したのです.それが承認されて,今回の日本訪問が実現したのです.期間は12日間.予算は1人2万5000クローネ(約50万円).視察は病院の事業とし,旅行中は土日を除き平日は勤務したとみなす.ヤッター!!
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.