今月の主題 水・電解質と輸液
電解質異常の把握と対策
高カリウム血症をきたす疾患と対応
秋山 由里香
1
,
斉間 恵樹
1
1国立国際医療センター腎臓循環器科
pp.1837-1841
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102266
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ポイント
・高K血症の原因は摂取過剰,体内での産生(細胞の崩壊),細胞外液へのシフト,腎からの排泄低下の4つに分類される.
・高K血症をきたす薬剤も数多くあり,服薬歴の聴取が必要である.
・重篤な高K血症の場合にはまず10%グルコン酸カルシウムの投与を行い,次にグルコース・インスリン療法,β作動薬,NaHCO3の投与を考慮する.
・薬剤による治療で高K血症の改善が認められない場合には,血液透析を必要とすることが多い.
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