今月の主題 水・電解質と輸液
電解質異常の把握と対策
低ナトリウム血症への対応
野村 敬史
1
,
今井 裕一
1
1愛知医科大学腎臓・膠原病内科
pp.1833-1836
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102265
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
・低Na血症では,急性型(発症48時間以内)か慢性型(発症72時間以上)かを判断する.
・急性型では,血清Na値130mEq/lを目標として,1時間当たり1.9~2.9mEq/lの血清Na値の上昇とし,24時間以上かけて補正する.
・慢性型では,血清Na値120mEq/lを目標として,24時間で10mEq/l以内の上昇とする.
・慢性型に急速補正を行うと,橋中心髄鞘崩壊が起こる危険がある.
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.