今月の主題 水・電解質と輸液
輸液の原理・原則
酸塩基平衡異常へのアプローチ
宮崎 健一
1
,
宮崎 正信
2
,
河野 茂
2
1佐世保市立総合病院内科
2長崎大学医学部第2内科
pp.1806-1810
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102259
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ポイント
・体液のpHは狭い範囲内に調整されており,そのしくみとして緩衝系が存在する.
・緩衝系のなかでは重炭酸系とヘモグロビン蛋白が重要である.
・酸塩基平衡障害の型としては代謝性アシドーシス,代謝性アルカローシス,呼吸性アシドーシス,呼吸性アルカローシスの4つ,およびそれらの混合型に分類される.
・血液ガス分析は,まずpHからみる.
・代謝性アシドーシスのときはanion gap増加の有無を確認する.
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