今月の主題 前期高齢者・後期高齢者を診る
高齢者の主要疾患の診断と治療
骨粗鬆症
細井 孝之
1
1東京都老人医療センター内分泌科
pp.1686-1689
発行日 2003年10月10日
Published Date 2003/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102237
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ポイント
・骨粗鬆症の診断における骨量測定は,一般にはDXA法による腰椎の測定が最適であるが,高齢者においては,既存の脊椎圧迫骨折や変形性脊椎症がこの部分にあることが多い.その場合は,ほかの部分の測定値を用いる.
・骨量の低下,既存骨折,年齢,骨代謝マーカー,転倒のリスクなど,骨折のリスクを総合的に評価して治療方針を決定する.
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