特集 薬剤性光線過敏症 適切に対応できるチカラを身につける
薬剤による光線過敏症の検査とピットフォール
戸倉 新樹
1
1浜松医科大学 細胞分子解剖学講座
キーワード:
偽陽性反応
,
誤診
,
紫外線
,
パッチテスト
,
結果再現性
,
皮膚炎-光毒性
Keyword:
Reproducibility of Results
,
Dermatitis, Phototoxic
,
Patch Tests
,
False Positive Reactions
,
Diagnostic Errors
,
Ultraviolet Rays
pp.2775-2779
発行日 2020年7月5日
Published Date 2020/7/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020326857
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<Key Points>◎薬剤による光線過敏症には、光接触皮膚炎と薬剤性光線過敏症がある。◎これらの疾患を起こす光線は紫外線(UV)で、UVAとUVBがあり、通常はUVAが主な作用波長(過敏症を起こす波長)であり、UVBは特殊な場合に作用波長となる。◎光パッチテストは、被検物質を24時間貼布した後、同部に通常UVAを0.5~2J/cm2照射し、24、48時間後に判定する。◎内服照射試験は、被疑薬物を内服後、血中濃度が最高になる時間を参考にUVAを0.5~2J/cm2照射し、24、48時間後に判定する。
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