今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺疾患をCTで診る―肺腫瘍
転移性肺癌
平間 未知大
1
,
高橋 和久
1
1順天堂大学医学部呼吸器内科
pp.263-265
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102001
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ポイント
●肺は全身からの血流がすべて通過するため,さまざまな部位の悪性腫瘍からの転移を生じる.
●CTとX線写真を比較すると,①既存構造との重なりがないこと,②X線写真の限界が6mmであったのに対してCTでは3mmまで小さなサイズの結節の描出が可能であるという点で優れている.
●MDCT(multidetector CT)の出現により,結節影の検出率が向上してきている.
●CTは転移性肺癌の診断には最も有用な方法であると考えられている.
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