今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺CTの基本を押さえる
各種肺疾患におけるCT画像の異常パターン
村田 喜代史
1
1滋賀医科大学放射線医学講座
pp.242-249
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101998
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●びまん性肺疾患では,通常CTを用いて,病変の特徴的な肺内分布の有無をチェックすることが重要である.
●びまん性肺疾患のHRCTでは,気道中心性,広義間質性,血行性,肺胞性,といったパターンが捉えられる.
●肺野結節の評価では,連続HRCTを用いて,結節の性状とともに,周囲の気管支血管との 関係を解析する.
●肺門部肺癌では,薄層造影CTを用いて,腫瘍と気管支,血管との関係を解析する.
●肺門部のCTでは,肺塞栓,気管支血管周囲間質を進展する悪性腫瘍にも注意が必要である.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.