連載 できる医師のプレゼンテーション─臨床能力を倍増するために・10
場所に応じたコンサルテーション
川島 篤志
1
1市立堺病院・総合内科
pp.208-214
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101993
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●肺炎で入院している変形性膝関節症の入院症例で
研修医:(一通りの業務が終わった夜)あー,今日もやっと終わりだなぁ.○○さんの採血結果は……,あっ!ヘモグロビンが低下している!大変だ!
(指導医のPHSに急いで連絡)△△先生,大変です!
スタッフ:今,会議中なんだけど.急ぎの用事?
研修医:あ,すみません.○○さんの今日の朝の血液検査結果で貧血があったんですけど…….
スタッフ:朝のデータを今見たの?急ぎな感じ?バイタルは安定している?前回からの変化は?
研修医:あっ……,身体所見は取ってません.前回のデータも……,まだ見てません.看護師の記録には昨日から黒色便があって…….
スタッフ:もういいから.会議から出てすぐに行くから,まずしっかり状況を把握して.
研修医:…….
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