今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
診察室での高血圧の診かた
高血圧診療に必要な病歴・身体所見の取り方と基本的検査
柴崎 誠一
1
,
苅尾 七臣
2
1山口県立総合医療センター地域医療診療部
2自治医科大学循環器内科
pp.36-41
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101959
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ポイント
●病歴聴取は診断精度を上げるだけでなく,良好な医師-患者関係構築に必要不可欠である.
●発症状況,血圧経過を把握し,高血圧症の特徴と臓器障害の程度を予測する.
●生活習慣の修正は,まず行う治療であるため,生活習慣は必ず初診時に聴取しておく.
●既往歴,家族歴は治療薬選択,臓器障害の程度の予測に有用である.
●十分に身体所見をとり,臓器障害の程度を把握してから,各種検査に挑む.
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