今月の主題 循環器薬の使い方 2006
循環器疾患に対する薬物治療の基本
慢性心不全
荒尾 憲司郎
1
,
安 隆則
2
,
百村 伸一
2
1自治医科大学大宮医療センター総合診療科
2自治医科大学大宮医療センター循環器科
pp.1454-1458
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101671
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ポイント
心不全には神経体液性因子が関与している.
NYHA重症度分類による心不全治療薬の選択を行う.
収縮機能障害だけでなく拡張機能障害も評価する.
無症状期からの治療が推奨されている.
ACEI(またはARB)とβ遮断薬が慢性心不全治療の中心である.
β遮断薬導入は少量から開始し,心不全徴候がないこと確認し漸増していく.
利尿薬やACEIまたはARBを使用する際は電解質異常や腎機能悪化に注意する.
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