今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
座談会
基礎免疫学と臨床免疫学のクロストーク
小安 重夫
1
,
西本 憲弘
2
,
渡辺 守
3
,
三森 経世
4
1慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学
2大阪大学大学院生命機能研究科免疫制御学
3東京医科歯科大学大学院消化器病態学
4京都大学大学院医学研究科臨床免疫学
pp.994-1004
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101660
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三森 本日は,『medicina』2006年6月号特集の座談会「基礎免疫学と臨床免疫学のクロストーク」にお集まりいただきまして誠にありがとうございます.
近年は,translational researchがさかんで,特に,translational researchにおける免疫学の役割は非常に大きいのですが,このことは決して,基礎医学から臨床医学への一方通行ではなく,from bedside to bench,つまり患者さんを通して発見される臨床現場の知見が,免疫学や細胞生物学の基礎的知識の発展に貢献していることが少なくないと思います.
そういう観点から,本日は,免疫学の基礎と臨床の双方向のクロストークによって,免疫学がどのように展開されてきたか,また,これからどのような発展をしていくかについてお伺いしたいと思います.
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