今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
臓器・細胞移植の進歩
自己免疫疾患の造血幹細胞移植―強皮症を中心に
片岡 浩
1
,
渥美 達也
1
,
小池 隆夫
1
1北海道大学大学院医学研究科病態内科学講座・第2内科
pp.990-992
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101659
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ポイント
強皮症に対する末梢血幹細胞移植療法は,現在,皮膚硬化の改善が有意に認められる唯一の治療法である.
欧米では移植関連死や移植後再発の報告がある.
移植適応症例の厳密な選定が重要である.
標準的な移植療法と移植後の維持療法の確立が望まれる.
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