特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
内分泌疾患
更年期障害
苛原 稔
1
,
安井 敏之
1
,
山田 正代
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部女性医学分野
pp.431-433
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101571
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更年期障害はエストロゲンの低下による不定愁訴であり,患者への説明においては,他の器質性疾患を否定すること,障害の程度に個人差が大きいこと,時期により症状の発現内容や程度にも差があること,治療の目的は生活の質の向上にあること,などを説明しておく必要がある.治療においては,性ホルモン補充療法が中心であるが,運動療法や食事療法,自律神経調整薬や漢方薬なども試してみる価値がある.
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