特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
代謝・栄養障害
高尿酸血症と痛風
中島 弘
1
1大阪府立成人病センター臨床検査科
pp.392-395
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101561
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近,メタボリックシンドロームの臨床マーカーとして改めて高尿酸血症が注目されている.ここでは高尿酸血症の一症状である痛風発作を間違いなく治療するためのマニュアルを示す.日常診療では生活習慣病型の高尿酸血症であるかどうかの鑑別が最も重要であり,尿路結石や腎障害は高尿酸血症の合併症であること,動脈硬化性疾患は内臓脂肪蓄積を伴う高尿酸血症患者で生じやすいことなどが基本的に重要な観点である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.