疾患と検査値の推移
高尿酸血症と痛風
浦野 和子
1
,
谷口 敦夫
1
1東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
pp.520-524
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102460
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はじめに
かつて高尿酸血症や痛風はわが国においては稀な疾患と考えられていた.しかし,ライフスタイルの変化に伴い1960年代以降痛風症例が急増し,現在では日常診療で普通に遭遇する疾患になった.本稿では「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」1)の内容も含め高尿酸血症の病態について解説し,さらに痛風診断のピットフォールとなる発作時の血清尿酸値低下についてわれわれの知見を述べる.
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