特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
神経・筋疾患
認知症(脳血管性,Alzheimer病)
古田 伸夫
1
,
三村 將
2
1国立精神・神経センター武蔵病院精神科
2昭和大学医学部精神医学教室
pp.243-245
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101522
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社会の高齢化に伴い認知症患者が増加している.原因としてAlzheimer病と脳血管性認知症が多くみられるが,その他の治療可能な原因を検索することが重要である.根本的な治療は望めないが,早期診断・治療により症状増悪が抑制できる可能性がある.薬物療法には限界があるため,非薬物療法を積極的に取り入れる.病状や経過についての十分な説明を行い,患者・家族教育を進めることも重要である.
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