特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
神経・筋疾患
脳梗塞
片多 史明
1
1亀田総合病院神経内科
pp.232-234
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101519
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脳梗塞は急性発症の虚血性脳血管障害である.突然発症し,患者の多くは長期間の入院治療を必要とし,退院後も何らかの後遺症を残すことになる.入院による経済的損失だけでなく,患者やその家族の社会的役割の変化が,家庭全体に与える影響は大きい.患者説明時には,伝えるべき内容を一度にすべて伝えるのではなく,脳梗塞の治療段階,患者・家族の理解力と後遺症に対する受容度を見極めながら,段階的に説明を行うことが大切である.
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