特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
胃食道逆流症
森山 一郎
1
,
木下 芳一
2
1島根大学医学部腫瘍科
2島根大学医学部第2内科
pp.102-105
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101482
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胃食道逆流症(GERD)は良性疾患であり,患者自身,時として医師も病気として認識していないことがある.しかし,その症状の出現により著しいQOLの低下をきたしたり,食道炎に伴う貧血や食道狭窄,Barrett食道を併発する.多くが内科的治療でコントロール可能であるため,病態について十分説明のうえ,酸分泌抑制薬などによる薬物療法の遵守と生活習慣の改善を十分にカウンセリングすることが重要である.
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