特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
口内炎
丹沢 秀樹
1
,
横江 秀隆
1
,
武川 寛樹
1
1千葉大学大学院医学研究院臨床分子生物学
pp.98-100
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101481
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口内炎とは,全身的または局所的原因で生じた口腔粘膜の炎症をいう.アレルギー,自己免疫疾患,ビタミン欠乏症に伴い発症するもの,服用中の薬の副作用として生じるもの,結核や梅毒などの特異性炎の一症状として現れるもの,口腔内の火傷,外傷,あるいは義歯や歯牙の鋭縁による刺激,頭頸部癌の放射線・化学療法で起こるものなど,発症原因は多岐にわたる.発症頻度も高く,患者の自発的動機による受診以外にも口腔咽頭診察の際に発見することもある.したがって,専門医以外でも口内炎に遭遇する機会は多いため,適切な診断と治療法を知っておく必要がある.
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