特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
循環器疾患
房室ブロック
谷口 宏史
1
,
加藤 貴雄
1
1日本医科大学第1内科
pp.24-27
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101463
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房室ブロックは,無症状のものから失神を繰り返し緊急にペースメーカー植え込みが必要なものまでさまざまである.強い症状を伴う例ではペースメーカー治療は必要不可欠であるが,医療機器の植え込みに懸念を示す患者も少なくない.また,器質的心疾患を伴うものが多く,房室ブロックのみならず基礎疾患に対する治療を同時に進めていく必要があること,またペースメーカー植え込みの際の合併症,定期検診の重要性,日常生活における留意点など正確に理解してもらうことが肝要である.
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