特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
循環器疾患
洞機能不全症候群
佐々木 真吾
1
,
岩佐 篤
1
,
奥村 謙
1
1弘前大学医学部循環器・呼吸器・腎臓内科
pp.20-23
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101462
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洞機能不全症候群(SSS)の自覚症状は徐脈の程度と合併する心機能障害により異なり,無症状の例からめまいや立ちくらみ,失神発作などの脳虚血症状を示す例,さらには倦怠感や呼吸困難などの心不全症状を示す例まで多様である.本症候群の診断において重要なことは,これらの症状が徐脈により説明可能かどうか個々の例で慎重に判断することである.治療においては薬物治療は効果が不安定であり,ガイドラインに準じたペースメーカー治療が推奨される.
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