今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
一般医が行う血液腫瘍患者へのプライマリケア
固形癌と血液腫瘍の診かたの違い
神谷 悦功
1
1名鉄病院血液内科
pp.1184-1186
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101294
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ポイント
血液腫瘍と固形癌の大きな違いは,疾患の進行速度と抗癌剤に対する感受性である.
血液腫瘍は固形癌と異なり進行が速いものが多く,確定診断までにスピードが要求される.
早期固形癌の治療は手術が中心となるが,血液腫瘍では早期であっても抗癌剤治療を必要とすることが多い.
oncologic emergenciesの場合,血液腫瘍では抗癌剤治療が優先されるが,固形癌では対症療法を優先する.
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