今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで
最近注目されている病態の特徴と臨床
心筋炎後心不全
小玉 誠
1
1新潟大学教育研究院医歯学系器官制御医学講座循環器学分野
pp.1817-1819
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101155
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ポイント
軽微な症状しかない心筋炎でも,致死的不整脈が出現することがある.
発熱とともに心症状が出現してきたら,鑑別疾患の一つに心筋炎も疑う.
心筋炎は自然治癒が期待できる疾患であり,急性期は積極的に管理する.
慢性心筋炎には遷延性と不顕性がある.
心筋炎の治癒後に心室リモデリングが進行すると,心筋炎後拡張型心筋症に進展する.
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