連載
目でみるトレーニング
井上 篤
1
,
藤田 浩之
2
,
久保 かなえ
3
1勤医協中央病院代謝内分泌科
2静岡赤十字病院血液内科
3東京大学医学部附属病院アレルギーリウマチ科
pp.1573-1579
発行日 2004年9月10日
Published Date 2004/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101099
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
問題 382
症 例:23歳,女性.
既往歴:小児期に気管支喘息.
現病歴:2002年5月17日,咽頭痛あり,近医受診し感冒の診断で風邪薬を処方された.2002年5月24日から発熱と前頸部痛が出現し,5月26日から38℃以上の発熱が持続するため,5月29日当院受診した.
初診時現症:特に甲状腺左葉に強く圧痛を認め,甲状腺は両側腫大していた.その他,咽頭粘膜の軽度発赤を認める以外,肺音,心音に異常なく特記すべき所見なし.体温37.8℃,血圧102/68mmHg,脈拍78/分・整.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.